国民年金法改正案を国会に提出 「年金切り替え忘れ問題」、法制化で救済へ
投稿日:2012年1月1日(日)
いわゆる「年金切り替え忘れ問題」の救済措置などを盛り込んだ国民年金法改正案が平成二三年一一月二二日、政府の閣議で決定、国会に提出されました。
専業主婦など国民年金の第三号被保険者が、夫の退職などに伴い第一号被保険者への切り替え手続きを忘れていたために保険料未納期間となり、将来年金がもらえなくなる可能性が出ることから、こうした未納期間を年金の受給資格期間に算入することや、過去一〇年間の未納分を追加納付できる措置を実施することなどが主な内容となっています。
また、切り替え手続き忘れがあり、本来は未納期間とすべきところを、保険料を納めたとみなす第三号被保険者期間としてカウントされたために、本来より多い額の年金をすでに受け取っている人については、過払い分の返還(年金の減額)を求めないこととしています。