パートの厚生年金適用拡大へ 年金制度改正法案を国会提出
投稿日:2012年4月28日(土)
厚生労働省は3月30日、国民年金法等の一部を改正する法律案を国会に提出しました。
経済界から強い反対のある短時間労働者に対する厚生年金・健康保険の適用拡大については、平成28年4月から、月額賃金が7万8000円以上で週の所定労働時間が20時間以上などの要件を満たす労働者を新たに対象とすることが盛り込まれましたが、従業員数500人以下の企業では当面この基準を適用しないとしています。
このほか、受給資格期間の短縮、低所得者等への年金額の加算、高所得者の年金額の調整を行うこと(平成27年10月から)、産休期間中の厚生年金および健康保険の保険料免除を行うこと(2年を超えない範囲内で政令で定める日から)などが盛り込まれています。