キャリアアップ助成金などを拡充 「多様な正社員コース」を新設
投稿日:2015年6月15日(月)
27年度予算の成立を受けて、このほど、キャリアアップ助成金および中小企業両立支援助成金の制度改正が行われました。
キャリアアップ助成金では、従来の「短時間正社員コース」を「多様な正社員コース」に改称。「勤務地・職務限定正社員制度」を新規導入・適用した場合に、一事業所当たり40万円(大企業は30万円)を支給するとしています。
また、有期契約労働者等を、勤務地限定・職務限定正社員等に転換または直接雇用した場合に、一人当たり30万円(同25万円)を支給。派遣労働者を多様な正社員として直接雇用した場合には、一人当たり15万円が加算されます。
一方、中小企業両立支援助成金では、育児休業を取得する従業員について代替要員を確保したうえで、原職等に復帰させてから6ヵ月以上雇用した場合に助成する「代替要員確保コース」の支給額を増額。原職等への復帰日から起算して6ヵ月を経過する日が、平成27年4月10日以降の場合には、休業取得者一人当たり15万円を30万円に引き上げ、休業取得者が期間雇用者の場合には、さらに10万円が加算されます。