東京労働局の特別チーム 違法残業で会社役員などを書類送検
投稿日:2015年8月7日(金)
東京労働局に設置された過重労働撲滅特別対策班(通称「かとく」)は7月2日、全国に展開する靴の販売店の運営会社が従業員に違法な時間外労働をさせていたとして、同社の労務担当取締役と店舗責任者2人について、労働基準法違反の疑いで東京地検に書類送検しました。
同社は、過去にも複数の店舗で労働基準監督所長の是正指導を受けていたにもかかわらず、東京都内の2つの店舗で、従業員に事前に労使協定で取り決めた残業時間を大幅に超える残業をさせるなど、違法な行為を続けていました。
特別対策班は、違法な長時間労働などを取り締まるため今年4月に発足した組織で、書類送検を行うのは今回が初めてということです。