27年度「過労死等の労災補償状況」 過労死等の労災申請が増加
投稿日:2016年8月1日(月)
厚生労働省はこのほど、平成27年度の「過労死等の労災補償状況」を公表しました。
それによると、過重な仕事が原因で発症した脳・心臓疾患の労災請求件数は795件で、前年度と比べ32件(4.2%)増加。このうち、労災認定されたのは251件で、同26件(9.4%)減少しています。
また、仕事による強いストレスなどが原因で発症した精神障害の労災請求件数は1515件で、前年度と比べ59件(4.1%)増加。このうち、労災認定されたのは472件で、同25件(5.0%)減少しています。
その原因とみられる出来事別の支給決定件数は、多い順に「仕事内容・仕事量の(大きな)変化を生じさせる出来事があった」が75件、「(ひどい)嫌がらせ、いじめ、又は暴行を受けた」が60件となっています。